ロシア・オリンピック委員会 陸連再建へIOCと覚書

[ 2015年11月18日 05:30 ]

 ロシア陸上界の組織的なドーピング問題で、ロシア・オリンピック委員会のジューコフ会長は16日、リオデジャネイロ五輪に向けてロシア陸連の再建などについて国際オリンピック委員会(IOC)と覚書を交わしたことを明かした。ロシア陸連は13日に国際陸連から暫定資格停止処分を科され、リオ五輪に出場できない可能性が出ている。

 ジェーコフ会長はIOCのバッハ会長とリオ五輪参加の条件として(1)ロシア陸連の再建(2)世界反ドーピング機関(WADA)の基準に準拠――を課題とする覚書を交わした。「絶対に五輪のボイコットはしない。違反した選手やコーチは早急に制裁を科し、クリーンな選手は守る」と訴えた。

 また国際陸連は17日、ロシア陸連再建の取り組みを確認する調査チーム5人を発表。責任者には反ドーピングの専門家でノルウェー出身のルネ・アンデシェン氏が就く。

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2015年11月18日のニュース