女子バレーリオ切符お預け 米に苦杯…来年5月最終予選に懸ける

[ 2015年9月6日 05:30 ]

米国に敗れ今大会での五輪出場が消滅、肩を落とす日本の選手たち

ワールドカップ女子大会第10日

(9月5日 名古屋市ガイシプラザほか)
 世界ランク5位の日本は、同1位の米国に1―3で逆転負けした。7勝3敗で5位にとどまり、6日の中国との最終戦を前に3位以下が決定。上位2チームが得られる16年リオデジャネイロ五輪の出場権を、今大会で獲得することはできなかった。来年5月のアジア予選を兼ねた世界最終予選(東京)で、リオ切符に再アタックする。

 完全アウェーの中でリオ切符をつかみ取ったバスケットボール女子とは対照的に、ホームで勝負弱さを露呈した。第1セットを先取しながら痛恨の逆転負けを喫し、今大会でのリオ切符獲りに失敗。真鍋監督は「非常に残念」と肩を落とした。

 第2セットを接戦の末に23―25で落とすと、流れは一気に米国に傾いた。第3セットは序盤で最大5点差をつけたが、16―16から4連続失点。得点を量産していた長岡も中盤以降は不発。「勝負の1試合をつかみきれなかったのが、凄く悔しい」と言えば、木村主将は「自分たちのミスで相手を調子づかせてしまった」と唇をかみしめた。

 第4セットは集中力が切れ、10―25と醜態をさらした。来年5月、アジア予選を兼ねた世界最終予選でリオ切符に再アタックするが、今大会はまだ終わっていない。6日は中国との最終戦。「いい戦いをして終わりたい」と木村主将は気合を入れる。来年の予選につなげるためにも、ぶざまな姿は見せられない。

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2015年9月6日のニュース