慶大 故上田昭夫氏追悼試合で誓う「今季は大学日本一」

[ 2015年9月6日 05:30 ]

試合前、スタンドの観客と共に黙とうする慶大フィフティーン

 慶大ラグビー部は、7月23日に亡くなった元監督の故上田昭夫氏(享年62)の追悼試合として、保土ケ谷公園ラグビー場で同大と定期戦を行い、45―56で敗戦した。慶大の選手は全員が左袖に喪章をつけ、試合前には会場全体で黙とうし、故人の冥福を祈った。

 試合は上田氏の妻・順子さん、長女の喜子さんが故人の遺影を携えて観戦した。同氏の後を継いで02、03年度に監督を務めた渡瀬裕司GMは「きょうは夢に出てくるかもしれない。ボール争奪のところでもっとやり合えとか、タックルを低く入れとか、言ってくるのではないか」としんみりとした表情で話した。左肩故障のため、試合には出場しなかったSO矢川主将(4年)は「特別な試合だった。今季の目標は大学日本一」と天国に誓った。

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