松山「もったいない」後半大失速…6バーディーがイーブンパー

[ 2015年9月6日 05:30 ]

6番、ティーショットを放つ松山

USPGAツアー ドイツ銀行選手権第1日

(9月4日 米マサチューセッツ州ノートン TPCボストン=7242ヤード、パー71)
 プレーオフ第2戦が開幕し、日本から唯一出場している松山英樹(23=LEXUS)は6バーディー、6ボギーと出入りの激しいラウンドで71とし、イーブンパーの39位で初日を終えた。65をマークしたブレンドン・デヨング(35=ジンバブエ)が首位に立ち、前週まで出場した2試合連続で優勝しているジェーソン・デー(27=オーストラリア)は68で11位につけた。

 前半のスタートダッシュを生かせなかった。後半に失速した松山はバーディーとボギーが6つずつと出入りの激しいゴルフに「もったいない。1つでも伸ばしたかった」と悔しがった。

 出だしの10番で9メートルのバーディーパットをねじ込むと、17、18番は好ショットから連続バーディーを奪い、スコアを2つ伸ばして折り返した。だが、後半はアイアンショットと小技のミスが目立った。1番で第3打を寄せ切れず、2番パー5は第2打がグリーン手前で跳ねて右の池に。「風が強くて、グリーンも昨年より速い感じがする」とパッティングに苦戦し、8番は2・5メートルを外してボギー。貯金をはき出した。

 ホールアウト後は「アイアンショットがちょっとまだバラバラ」と振り返ったように、この日のパーオン率は61・11%で全体48位にとどまった。それでも、松山に落ち込む様子は見られない。「この風の中で(イーブンパーは)悪くはない。優勝を目指して2日目にしっかり伸ばせるよう、調整したい」と巻き返しを誓った。

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2015年9月6日のニュース