沙保里「無心で戦う」 16連覇へ必勝コーンロウお披露目

[ 2015年9月6日 05:30 ]

世界選手権16連覇へ向けコーンロウで出発した吉田沙保里

7日開幕 レスリング世界選手権

 身も心も、ヘアスタイルも準備万端だ。レスリングの世界選手権(7~12日、米ラスベガス)に出場する男女フリースタイル代表が成田空港発の航空機で出発した。女子53キロ級代表の吉田沙保里(32=ALSOK)はボーダー柄の帽子をかぶって登場。テレビカメラの前でその帽子を脱ぎ、がっちり編み込まれたコーンロウをお披露目した。

 「いつもの流れでこうした。これで集中できるし、前髪が邪魔にならないので動きやすい」。10年世界選手権の時にカンフー映画「ベストキッド」の主人公に影響されて始めたという髪形。一昨年、昨年の世界選手権でもこの髪形で連覇を果たした“必勝ヘア”でもある。「結んでなかった時は“顔に髪の毛がかかっていい写真が撮れない”と言われたこともあったので」と写真映えも考えた女王の貫禄を漂わせた。今大会でメダルを獲得した選手は、12月の全日本選手権に出場すればリオデジャネイロ五輪代表に決定する。吉田が狙うのはもちろんメダルではなく、世界大会16連覇を果たしての代表切符。「何が何でも優勝。優勝だけ意識して無心で戦う」と力みのない表情で語った。

続きを表示

2015年9月6日のニュース