遠藤 負傷後初出稽古で充実感 上位陣に苦戦も「良かったです」

[ 2015年9月6日 05:30 ]

安美錦(右)と激しい稽古をする遠藤

 大相撲秋場所(13日初日、両国国技館)へ向けた伊勢ケ浜一門の連合稽古が東京都墨田区の伊勢ケ浜部屋で始まり、東前頭7枚目の遠藤(24=追手風部屋)が3月の左膝負傷後初めて参加した。

 上位陣に果敢に挑み、照ノ富士には豪快につり落とされるなど何度も土俵を転がされて4敗。日馬富士には3敗、白鵬には5敗した。それでも安美錦、旭秀鵬らの平幕には4勝4敗と互角。「良かったです。あす以降にも生かしていきたい」と充実感たっぷりに語った。

 先場所までは自身の部屋でケガの再発に注意しながら慎重な稽古が続いたが、5日は膝を心配する様子もなく精力的に土俵に上がり続けた。横綱・大関には全敗だったものの、番数をこなせたことが何よりの収穫だった。

 稽古中には安美錦と日馬富士に声を掛けられる場面もあった。アドバイスの内容については明かさなかったが「基本のことを言われた。しっかり受け入れて頑張ります」。場所前の稽古量は10勝した先場所をはるかに上回っており、このまま行けば自信を持って初日を迎えられそうだ。

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2015年9月6日のニュース