セリーナ 2年ぶり女王 4大大会通算20勝「夢のよう」

[ 2015年6月7日 05:30 ]

女子シングルスで優勝し、トロフィーを抱き抱え笑顔のS・ウィリアムズ(AP)

全仏オープンテニス第14日

(6月6日 パリ・ローランギャロス)
 世界1位が大舞台で底力を見せつけた。S・ウィリアムズが4大大会初優勝を狙うサファロバを振り切り、4大大会通算20勝目。「優勝できて良かった。テニスに対する愛情を大事にして、ここまでやってきた。ここで記念となる20回目のグランドスラム制覇を果たせるなんて夢のよう」と満面の笑みを浮かべた。

 右肘を痛め前哨戦のイタリア国際は3回戦を棄権。大会中には体調を崩して準決勝をふらふらの状態で勝ち上がり、決勝前日は練習もできなかった。それでも第1セットはサファロバを圧倒。第2セットはリードを守れずにタイブレークで落としたが、最終セットは再び集中力が戻った。パワフルなショットに雄叫びの回数も増え、気迫で体調不良をはねのけた。2年前の自身の全仏最年長優勝記録を更新。波乱の続いた大会を制し、68年のオープン化以降では4大大会最多通算22勝のグラフ(ドイツ)の背中が見えてきた。

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