松山 V圏残った3差5位 ショット乱調も“寄せワン”パー9回

[ 2015年6月7日 05:30 ]

第2ラウンド、15番でバーディーを決め、声援に応える松山

USPGAツアー メモリアル・トーナメント第2日

(6月5日 米オハイオ州ダブリン ミュアフィールド・ビレッジGC=7392ヤード、パー72)
 昨年優勝の松山英樹(23=LEXUS)は71で回り通算9アンダー、135で首位から5位に後退した。3バーディー、2ボギーで、トップとは3打差。石川遼(23=CASIO)は73とスコアを落とし通算4オーバーで予選落ち。65をマークしたダビド・リングメルト(27=スウェーデン)が通算12アンダーで単独首位に立った。

 ホールアウト後、松山は「疲れました。よく1アンダーで回れたなという感じ」と苦笑した。初日と打って変わってショットが定まらず、ピンチをナイスリカバリーでしのぐ展開となった。

 2ホール目の11番パー5では1Wで打った1打目が左サイドのクリークに飛び込んだが、3打目を3Wでグリーン奥のラフまで運びパーセーブ。17番パー4では2打目をグリーン右手前バンカーに入れて、3打目がグリーンを大きく越えて奥のラフへ。4打目は左足下がりのライからロブショットでピンを狙ったが、6メートルもオーバーした。それでもパットをねじ込みボギーで切り抜けた。

 「朝の練習からきのうのフィーリングがなくて、同じように振っているつもりなのに思い通りにボールを打てなかった」と不安が的中しながら、ショートゲームのうまさでまとめた。「(アプローチが)嫌いなライに行かなかったのはあるが、うまくしのげた」。最終9番でバンカーショットを60センチに寄せてパーセーブするなど、パーオンを逃しながらアプローチとパットでパーを拾う“寄せワン”のパーが9回もあった。「無駄なボギーは少なかったし、ボギー2つでおさめられたのは良かった」。前回王者は優勝圏内に踏みとどまり決勝ラウンドに進んだ。

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2015年6月7日のニュース