川内 NTに持論「優位性がないなら入らない選手が出てくる」

[ 2015年6月7日 08:06 ]

マラソンの川内

 男子マラソンの川内優輝(28=埼玉県庁)が6日、埼玉県選手権の男子5000メートルに出場。14分52秒62で優勝を飾った後、14年4月に発足した日本陸連のナショナルチーム(NT)について持論を展開した。

 NTメンバーは当初、16年リオデジャネイロ五輪の選考で有利になるとされていたが、5月の理事会で優位性の撤廃が決定。「あれ(優位性)がないとNTに入らないという選手が出てくるんじゃないですかね」と話し、「リオで失敗してからなら分かるけど、変えるのがなぜ今なのか」と続けた。

 昨秋のアジア大会銅メダルの実績から川内もNT候補選手だが、優位性撤廃について強化サイドから連絡がなく報道で知ったという。公務員ランナーはNTに入るかどうか揺れている。

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2015年6月7日のニュース