松山イラッ!ボール投げた シャッター音に邪魔されトリプルボギー

[ 2014年11月7日 05:30 ]

第1ラウンド、2オーバーで42位の松山英樹

世界ゴルフ選手権シリーズ HSBCチャンピオンズ第1日

(11月6日 中国・上海 シェーシャン国際GC=7261ヤード、パー72)
 松山英樹(22=LEXUS)は16番でトリプルボギーを叩くなど3バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの74で42位と出遅れた。岩田寛(33=フリー)は73で37位、竹谷佳孝(34=エー・エム・エス)は77で68位。グレーム・マクダウエル(35=英国)が67で回り単独首位に立った。今大会は予選落ちはなく4日間で争われる。

 やり場のない怒りをボールにぶつけるしかなかった。インから出てイーブンパーで迎えた16番で、松山はトラブルに見舞われた。288ヤードの短いパー4。1オンを狙い3Wで打った1打目は右の茂み付近に入り、ロストボール。打ち直しの一打は左ラフへこぼれ、アプローチはグリーンをオーバーした。そして5打目だ。チップショットの瞬間、カメラマンのシャッター音にまさかのミス。5オン2パットのトリプルボギーに、いら立った松山はボールをラフ方向へ放り投げた。

 ギャラリーが騒がしく、携帯電話やシャッター音が鳴ることも珍しくない中国独特の雰囲気。不運も重なったホールは同組のポールターまでも競技委員にマナーの徹底を要求するほどだったが、「ここに来た時点で仕方ないこと。それを受け入れてやらなくてはいけない」と反省を口にした。

 最終9番で1・5メートルのバーディーパットを沈めるなど後半アウトでは1つ伸ばした。首位に7打差と出遅れたが「いいプレーではなかったが、そこまで極端に悪いわけじゃない」と手応えはある。ロストボールになった16番の1打目についても「刻んでパーよりは良い」と前向きに捉えた。2日目以降に向け「4アンダー、5アンダー出せればいいところにいけると思う。頑張りたい」と巻き返しを誓った。

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2014年11月7日のニュース