冨田 競技復帰は?「今すぐ水泳やろうという気分には…」

[ 2014年11月7日 05:30 ]

会見中に涙を浮かべる冨田
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冨田尚弥弁明会見

 【冨田に聞く】

 ――どのタイミングで弁明したいと思ったか?

 「みんなと一緒に飛行機に乗れると言っていたのに、結局出国できなくて、話が違うと思って(真実を)言いたくなった」

 ――選手村で弁明しなかったのはなぜか?

 「パニクって頭が回らなかった」

 ――もっと早く会見できたのではないか?

 「(帰国前の)ソウルの金浦空港でも僕はやってないと強く訴えたかったが(所属先だった)会社の指示に従った」

 ――すぐに追放したオリンピック委員会(JOC)に不満はあるか?

 「今、不満を言ったところで、追放されているので、特に何か言うことはない。ただ、取り調べでなんでちゃんとした通訳でなかったのか、誰が選んだのかは気になる」

 ――急性ストレス反応の症状は?

 「病院で薬をもらっている。自分は帰国したとき普通(の状態)だと思っていたけど、空港などで囲まれて今は通常ではなかったかもと思う。4、5キロ痩せた」

 ――競技に戻りたい?

 「今すぐ水泳やろうという気分にはなれない」

 ――16年リオデジャネイロ五輪へどう思っているか。

 「12年ロンドン五輪に行けなくて、13、14年と米国で自分のペースで練習をしてきた。やっと日本代表に戻れて、リオに向けてやろうと思っていたので悔しい。給料がなくて(練習拠点の米国に)行けない。裁判をしながらきつい練習をするのは無理」

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