逸ノ城、日馬戦は「予想していた」迎え撃つ横綱「ふーん、OK」

[ 2014年11月7日 11:39 ]

 大相撲九州場所の初日に逸ノ城は日馬富士への初挑戦が決まった。スピード出世と大物ぶりで人気急上昇の新関脇は「予想はしていた。横綱は本当に前に出る力が強い。ちょっとでもまわしが取れるように頑張りたい」と意気込んだ。

 福岡入り後の稽古で調子が上がらず、暗かった表情にも明るさが戻った。1泊2日で出向いた大阪の整骨院で骨盤のずれを治し、状態は「本当にいい感じ」という。7日の稽古では21番取り、立ち合いの速さや威力が光った。「前にいけたし、脚も動いた。これから一気に良くなっていくと思う」と不敵な笑みを見せた。

 迎え撃つ日馬富士は報道陣から対戦を聞かされ「関脇の? ふーん、OK」とあまり興味を示さず「楽しみだな」とだけ話した。朝稽古では関取衆と13番。頭から思い切り当たる場面もあり、先場所中に骨折した不安を感じさせなかった。

 両者の師匠は、ともに審判部の所属。取組編成会議で初日からファンサービスともいえる好取組を決めた。横綱を指導する伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「みんな注目すると思う。体の違いがあるので、日馬富士はがっぷりにならないことだ」と警戒。逸ノ城の師匠、湊親方(元幕内湊富士)は「挑戦者なので思い切り頑張ってほしい。スピードに付いていけるか」とポイントを挙げた。

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2014年11月7日のニュース