羽生、今季初戦SP2位発進「最低の一言…かなり悔しい」

[ 2014年11月7日 21:54 ]

男子SPで演技する羽生

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯は7日、中国・上海で開幕した。今季初戦となったソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦(19=ANA)は男子ショートプログラム(SP)で82・95点で2位発進となった。マキシム・コフトン(ロシア)が85・96点でトップに立った。

 最終11番目に登場した羽生。ショパン作曲の「バラード第1番」を使用した新プログラムで臨んだ。最初のトリプルアクセルは見事に決めたが、新たに演技後半に組み込んだ4回転トーループは3回転に。さらにコンビネーションジャンプにもミスがあり、演技後の表情には笑顔はなかった。

 得点を確認した羽生は「最低の一言。ひどかったですね」とポツリ。現地入り後「調子は悪くなかった」といい、「ちょっと…いや、かなり悔しいです」。

 腰痛のため10月のフィンランディア杯を欠場した。それでも「完治は難しいと思うが、しっかりコントロールできている。試合は好き。どれだけできるか楽しみ」と話していた羽生。昨季は五輪、世界選手権、GPファイナルの3冠に輝いた王者としての初戦。フリーでの逆転Vを目指す。

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