丸山大　人生初エースで首位タイ発進！ゴルフ歴29年「最高」

＜フジサンケイクラシック初日＞１３番ホールでホールインワンを達成した丸山大輔はホールアウト後、ボードの前で５番アイアンを手に笑顔でポーズ

男子ゴルフツアー　フジサンケイ・クラシック第１日

（9月4日 山梨県富士河口湖町　富士桜カントリー倶楽部＝７４３７ヤード、パー７１）
　０５年大会覇者の丸山大輔（４３＝アイテック）が人生初のホールインワンを達成し、１イーグル、４バーディー、１ボギーの５アンダー、６６で、谷口徹（４６＝フリー）と並び首位に立った。また、テニスの全米オープンでベスト４入りした錦織圭（２４）と同じ日清食品所属の池田勇太（２８）は６８で５位、また錦織と同じＩＭＧアカデミー出身の塚田陽亮（２９＝ＫＵＩＰＯ）は６９で８位と好発進した。

　ゴルフ歴２９年の丸山大に待望の瞬間が訪れた。２０８ヤードの１３番パー３。５Ｉで放った球はピン手前５メートルに落ちてスライスラインを転がりカップに消えた。「目も悪くて落ちたところも分からなかった」と瞬間を見届けることはできなかったが、人生初エースが効いて首位発進。このホールにはホールインワンの賞金はなかったが、主催者からの“ボーナス”で１０万円も獲得し「めちゃめちゃうれしい。最高です」と興奮気味に話した。

　オフの１月に段差につまずき右足小指を骨折。全治まで１カ月を要したことが影響して前半戦は不調に終わった。落ちた筋力を戻そうと、トレーニングに励むと３キロの減量に成功。体重は８０キロまで落ち、アップダウンがきついコースにも「ハァハァしなかった。そんなに疲れてない」と効果を実感した。静岡・川奈から会場を移した０５年大会で優勝。富士桜ＣＣでの初代王者が２度目の頂を目指し、最高のスタートを切った。