吉田沙保里、天国の父に「良い報告を」15大会連続世界一へ出発

[ 2014年9月5日 10:57 ]

レスリング世界選手権への出発を前に、ポーズをとる吉田沙保里と登坂絵莉(左)

 レスリングの世界選手権(8~14日・タシケント)に出場する日本女子代表が5日、中部国際空港などから出発した。五輪3連覇と合わせて15大会連続世界一を目指す吉田沙保里(ALSOK)は「わくわくしている。この日のために厳しい練習をして追い込んできた」と意気込みを語った。

 55キロ級から新階級の53キロ級で挑む吉田は「軽い選手と練習を積んでスピードを感じてきた」と対策は十分。今春亡くなった父栄勝さんについては「近くで見ていてほしかった。良い報告ができるようにしたい」と話した。

 昨年の世界女王で48キロ級の登坂絵莉(至学館大)は「絶対勝つという気持ちを持ち続け連覇して帰ってきたい」と誓った。

 9度目の女王を狙う58キロ級の伊調馨(ALSOK)は成田空港で取材に応じた。南京ユース五輪の文化教育プログラムに参加し、調整途上と言うが「試合まで時間はあるので、しっかり練習して臨みたい」と落ち着いた表情で話した。

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2014年9月5日のニュース