「白鵬はもっと若い力士に稽古をつけるべき」理事長が苦言

[ 2014年9月5日 16:16 ]

 大相撲秋場所(14日初日・両国国技館)を前に横綱審議委員会(横審)の稽古総見が5日、東京・両国国技館の相撲教習所で一般に非公開で行われ、千代の富士に並ぶ史上2位の31度目の優勝を狙う横綱白鵬は新小結常幸龍に8戦全勝だったが、他の力士との手合わせがなく、物足りなかった。

 白鵬以外もいまひとつで、日馬富士、鶴竜の両横綱は琴奨菊、稀勢の里の大関陣と申し合いを行い、10番ずつにとどまった。日馬富士は8勝、鶴竜は6勝。稀勢の里は7番、琴奨菊は5番でともに1勝だった。左膝に故障を抱える新大関の豪栄道は土俵に入らず、四股などで汗を流した。

 西前頭筆頭の遠藤は再関脇妙義龍らと5番取った。北の湖理事長(元横綱)は「全体的に良くなかった。白鵬は同じ相手とばかりで、もっと若い力士に稽古をつけるべきだ」と苦言を呈した。

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2014年9月5日のニュース