日本2位浮上!みなみ「65」で貢献、15番直接イーグルに歓喜

[ 2014年9月5日 05:30 ]

<ゴルフ世界アマチュアチーム選手権2日目>15番、3打目155ヤードを7番アイアンでチップインイーグルを決めガッツポーズをする勝みなみ

ゴルフ世界女子アマチュアチーム選手権第2日

(9月4日 長野県軽井沢町 軽井沢72ゴルフ東コース=入山コース6311ヤード、押立コース6309ヤード、いずれもパー72)
 押立コースをラウンドした日本代表はエースの勝みなみ(16=鹿児島高1年)が1イーグル、6バーディー、1ボギーの65を叩き出す活躍で、2位に浮上した。岡山絵里(18=大商大高3年)も67をマーク、松原由美(15=大院大高1年)は69で回るなど3選手とも好調。日本は勝と岡山のスコアが採用され、通算12アンダー、276で前日16位から大きく順位を上げた。カナダが通算14アンダーで首位を守った。

 天才アマがイーグルで猛チャージだ。15番パー5。勝は残り155ヤードの第3打を7Iでピンを狙うと、ボールは手前1メートルに落ちて転がりカップイン。ギャラリーの歓声で気がついたという16歳は両手両足を広げてピョンピョンと跳びはねて喜んだ。前日は「何をやってもうまくいかなかった」とストレスがたまったが、ホールアウト後に練習場で打ち込むと「いい時のスイングを取り戻せた」。この日の6バーディーは全て5メートル以内につけたものだった。

 好スコアには、もなかの御利益もあった。スタート前に祖父・市来龍作さん(74)の友人が静岡銘菓のもなか「田子の月」を差し入れ。5月のワールド・レディース・サロンパス・カップ第2ラウンドでも同じもなかを食べて65を出した。勝のラウンドについた市来さんは「縁起物ですよ」と満面の笑みを浮かべた。孫にゴルフの手ほどきをした市来さん自身も幸運の持ち主だ。先月には2度もエージシュートを達成し、勝も「おじいちゃん、凄いね!」と目を丸くしたという。

 幸運を呼んでくれた祖父の前で勝は強さを存分にアピール。個人戦でも首位のヘンダーソン(カナダ)に4打差の139で11位に浮上した。小さなエースが日本チームを初優勝へと引っ張っていく。 

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