森下がフリー55キロ級2連覇 全日本レスリング第1日

[ 2013年12月21日 19:46 ]

 レスリングの全日本選手権は21日、東京・代々木第二体育館で開幕し、男子フリースタイルの55キロ級は森下史崇(日体大)が決勝で稲葉泰弘(警視庁)にテクニカルフォール勝ちし2連覇した。

 84キロ級決勝は松本篤史(ALSOK)が昨年覇者の松本真也(警視庁)に勝って2年ぶり2度目の頂点に立った。1回戦で史上初の親子対決が実現し、白井勝太(東京・帝京高)が父の白井正良(福井ク)に圧勝した。120キロ級は荒木田進謙(警視庁)が2年ぶり4度目の優勝を果たした。

 男子グレコローマンスタイルは55キロ級で田野倉翔太(クリナップ)、60キロ級で倉本一真(自衛隊)がともに2年連続2度目の日本一。ロンドン五輪55キロ級代表で60キロ級に出た長谷川恒平(福一漁業)は3回戦で敗れた。

 女子は51キロ級で世界選手権代表の宮原優(東洋大)が2年ぶり2度目の優勝を遂げ、63キロ級は渡利璃穏(至学館大)が初めて制した。

 ▼倉本一真の話 前に出る圧力にこだわって練習してきたので、それが出せたと思う。ことしの世界選手権を経験したことで、落ち着いて全日本選手権に臨めた。

 ▼荒木田進謙の話 去年は決勝で負けたので今年こそと思っていた。技術的には未熟な部分が多いが、気持ちを前面に出せたことがポイントにつながった。

 ▼宮原優の話(残り1秒で3点差を追い付き)もう投げるしかないと思ってリスク覚悟で攻めた。隠していた技を試合で初めて使い、それがうまく掛かってくれた。

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2013年12月21日のニュース