右脛骨骨挫傷大輔ぶっつけ4回転 6度挑戦も成功なし

[ 2013年12月21日 05:30 ]

ケガの影響か?ジャンプに失敗する高橋

フィギュアスケート全日本選手権

 バンクーバー五輪銅メダリストがピンチだ。右脛骨(けいこつ)骨挫傷から復活を目指す高橋は、21日の男子SPに向け、非公式練習で4回転ジャンプに6度挑んだが、両足着氷や転倒ばかり。今大会で表彰台に登れば2大会連続の五輪出場は確実とみられるが、状態に大きな不安を抱えて楽観できない状況だ。「他の人に比べると自分は良くない。でも僕の中ではいい調子と思う。本番で(SP、フリーで4回転を)3本決めればいい」と自らを鼓舞した。

 11月26日の練習中に負傷して今月上旬のGPファイナル欠場。「痛みは軽減しているけど、100%完治していない」。約20年の競技生活で着氷の衝撃を受け止め続けた右足はぼろぼろ。08年に右膝手術を受けたが、現在も練習がハードになれば古傷は痛む。「練習で100%追い込めず、いつもと違う不安や緊張はある。でも最後は自分の気持ちをどれだけ強く持てるか」。痛みを克服して最高の演技を見せる。

 10年に世界選手権、12年にGPファイナルを制し、最後の望みは五輪での金メダル獲得。現役最後のシーズンをここで終えるわけにはいかない。

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2013年12月21日のニュース