五輪金の松本が再出発のV「野生の勘で闘った」

[ 2013年11月10日 20:08 ]

女子57キロ級で2度目の優勝を果たし、笑顔を見せる松本薫

 来年の世界選手権代表1次選考会となる柔道の講道館杯全日本体重別選手権最終日は10日、千葉ポートアリーナで男女計7階級が行われ、女子57キロ級でロンドン五輪金メダルの松本薫(フォーリーフジャパン)が決勝で宇高菜絵(コマツ)に優勢勝ちし、6年ぶり2度目の優勝を果たした。4試合を制した松本は五輪後の大会初制覇で本格的な再スタートを切った。

 女子52キロ級はロンドン五輪代表の中村美里(三井住友海上)が5年ぶりの優勝。63キロ級は片桐夏海(コマツ)が決勝で16歳の嶺井美穂(神奈川・桐蔭学園高)に一本勝ちし、48キロ級の森崎由理江(鹿屋体大柔友会)とともに初優勝した。

 男子はロンドン五輪100キロ超級代表の上川大樹(京葉ガス)が決勝で百瀬優(旭化成)に勝ち初制覇。90キロ級は加藤博剛(千葉県警)が5試合一本勝ちで2連覇、100キロ級は31歳の増渕樹(旭化成)が初優勝した。

 ▼松本薫の話 一番高いところに立つのはうれしい。やっと一歩前に進んだ気持ち。何も考えず本能のままやろうと思い、野生の勘で闘った。(リオデジャネイロ五輪に向け)もちろん頑張る。一本を取る柔道を目指す。

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2013年11月10日のニュース