トヨタ自動車 劇的勝利で4連覇王手!アボットが好投

[ 2013年11月10日 06:00 ]

決勝進出決定戦 トヨタ自動車1―0ルネサスエレクトロニクス高崎

(11月9日)
 日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメントがわかさスタジアム京都で開幕。決勝進出を懸けたトヨタ自動車とルネサスエレクトロニクス高崎の対戦は、トヨタが最終7回2死二塁から知久の遊ゴロが一塁悪送球を誘ってサヨナラ勝ちし、4連覇に王手をかけた。敗れたルネサスは10日の第1試合でデンソーを破った豊田自動織機と決勝進出を懸けて対戦する。

 トヨタ自動車が劇的な勝利で王手をかけた。最終7回に先頭の長崎が初球を中前打。上野からチーム2本目の安打で出塁すると、送りバントなどで2死二塁とし、知久の遊ゴロが悪送球を誘って競り勝った。「こうした大きな試合ではディフェンスがやっぱり大事。守り勝ったという気がする」と福田監督。投げてはアボットが好投し、ピンチは1死二塁とされた3回だけだった。それでも指揮官は「もう一つ勝たないことには意味がない」と気を引き締めた。

 <ルネサスエレクトロニクス高崎 上野前向き「収穫も」>まさかのサヨナラ負けにも上野は前向きだった。「負けたことは仕方がない。立ち上がりから自分の思うようなピッチングができて、トヨタを2安打に抑えられて収穫もあった」と訴えた。リベンジのチャンスを得るには10日の第1試合で豊田自動織機を破らなければならない。「あと2試合投げるつもりだし、負けた瞬間に切り替わっている。みんなと力を合わせて今度はトヨタに倍返ししたい」と笑みさえ浮かべた。

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2013年11月10日のニュース