孔明 ボギーなし67で4打差の2位に浮上!

[ 2013年11月10日 06:00 ]

<平和PGMゴルフ霞ヶ浦3日目>18番、ティーショットを放ち打球を見つめる小田孔明

男子ゴルフツアーHEIWA・PGM選手権第3日

(11月9日 茨城県稲敷郡美浦ゴルフ倶楽部=6953ヤード、パー71)
 6位から出た小田孔明(35=フリー)がボギーなしの4バーディーで67をマーク、通算11アンダーの202に伸ばし、首位と4打差の2位に浮上した。逃げ切りを得意としてきた男が、自身初の逆転優勝を狙う。20位から出た石川遼(22=CASIO)は69で通算5アンダーの16位。呉阿順(28=中国)が65で回り、通算15アンダーで首位を守った。

 もう我慢できなかった。インタビューを終えた小田はサインを求めるギャラリーを振り切り小走りでトイレへ駆け込んだ。間一髪で用を足すと「15番ぐらいからトイレに行きたくなって、上がり3ホールはずっと我慢してパーを拾うのに必死だった」と苦笑した。

 最終18番は2打目でグリーンを外しピンチを迎えたが、きっちり寄せてパー。終盤は落ち着いてプレーできる状況になかった。それでも、アイアンショットはぶれなかった。15番パー3では2メートルにつけてバーディー。「ウッド系は乱れているが、それを補えるだけのアイアンがある」と胸を張った。

 9月のANAオープンなど6勝全て最終日首位から逃げ切っているが、10月の日本オープンでは3打差の首位から出て小林に逆転を許して2位。「勝ちパターンが崩れたから逆パターンをつくりたい」と意欲を見せる。優勝なら獲得賞金は約1億1913万円となり賞金ランク1位の松山英樹とは約3420万円差。「3000万円に縮まれば見えてくる」。松山の独走と思われた賞金王争いに風穴をあける。

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2013年11月10日のニュース