日馬富士　流れるような上手投げ、２桁懸け白鵬戦「せめてね」

日馬富士が上手投げで琴奨菊を下す

大相撲名古屋場所１４日目

（7月20日 愛知県体育館）
　日馬富士は右四つから、寄って出る琴奨菊を流れるような上手投げで仕留めた。千秋楽は１０勝目を懸けて白鵬とぶつかる。「せめてね」とつぶやき、白星を２桁に乗せる決意をにじませた。

　取組直前に稀勢の里が白鵬の連勝を４３で止めた。土俵下で見届けた心境を問われると「自分の相撲に集中して見ていました」と平常心を強調。「あしたの一番、来場所につながるような一番で終わらせたいと思います」と努めて冷静に語った。