堀“初心”で4位発進 ホステスさすが5バーディー67

[ 2013年7月20日 06:00 ]

18番、パーパットを決めギャラリーの声援に答える堀奈津佳

女子ゴルフツアー サマンサタバサ・レディース第1日

(7月19日 茨城県稲敷郡 イーグルポイントゴルフクラブ=6474ヤード、パー72)
 ホステスプロの堀奈津佳(21=サマンサタバサ)が5バーディー、ノーボギーの5アンダー、67で回り、首位と4打差の4位と好スタートを切った。表純子(39=中部衛生検査センター)が9バーディー、ノーボギーの9アンダー、63で自身のベストスコアを更新して首位発進。コース所属の吉田弓美子(26=イーグルポイントGC)が3打差で2位につけた。

 1アンダーで迎えた11番パー5。8メートルのロングパットをねじ込んでバーディーを奪うと、強くて可愛い21歳のホステスプロにギャラリーの声援が飛んだ。我慢のゴルフを続けていた堀は「これで前向きになれた」と続く12番でもバーディーを奪うと、14番では残り130ヤードを9番アイアンでピンそば20センチにピタリと寄せバーディー。後半でスコアを4つ伸ばし好位置につけた。

 今の課題はメンタル面という。先月のアース・モンダミン・カップは通算21アンダーで圧勝。だが、翌週の日医工女子オープンで予選落ち。「気持ちの切り替えが遅れた。1つボギーを打ったらずるずると続けてしまった」。そんな時、疲れた心をリフレッシュさせてくれたのが母校の香川・藤井学園寒川高だった。先週、卒業後初めて訪問。恩師らから激励を受けた後は、自身も汗を流したゴルフ部を見学した。練習に取り組む後輩に「いろいろ思い出せた」と刺激を受け初心に帰った。

 今季、初日を60台の好スコアで終えた3試合のうち2勝とデータは後押しする。それでも堀は「焦らずにできることを重ねる」と冷静に3勝目を見据えた。

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