ウッズ底力見せ付けた 耐えて71通算2アンダー

[ 2013年7月20日 06:00 ]

18番ホールを歩くタイガー・ウッズ

USPGAツアー 第142回全英オープン第2日

(7月19日 英国ガレーン ミュアフィールド=7192ヤード、パー71)
 初日9位だった世界ランク1位のタイガー・ウッズ(37=米国)は2日目に臨み、3バーディー、3ボギーの71と粘った。多くの選手が伸び悩む中、通算2アンダーをキープして予選ラウンドを終えた。初日はイーブンパー、21位だった松山英樹(21=東北福祉大)は第2ラウンドで3バーディー、5ボギー。通算2オーバーとした。

 フラストレーションがたまる第2ラウンドを最後に気持ち良く終わらせた。スコアを1つ落として迎えた最終18番パー4。ウッズは4メートルの緩やかなフックラインを決めてバーディーを奪うと、左手に握ったパターをド派手に振り上げた。アウトは2バーディー、2ボギーで折り返したが、11番は3メートルが入らずボギー。中盤以降はグリーンを外してピンチを招いたが、絶妙なアプローチで耐えしのぎ、最高の形で予選ラウンドを終えた。

 初日も格の違いを見せつけていた。午後から出た選手が軒並みスコアメークに苦しむ中、午後2時45分と遅いスタートでもアウトを1オーバーと粘って折り返すと、インでチャージをかけた。10、11番に続き13番でもバーディー。14番はボギーとしたが、17番でバーディーを奪い返した。6月の全米オープン以来となる試合。「きつかった。非常に難しかった」と疲労感をにじませたが、それでも、首位に3打差の9位と好発進した。

 好天が続く影響で「コースがどんどん乾燥して(球足が)速くなっている」という。時間の経過とともに風は強くなり、地面は硬くなる。初日は午前に回ったフィル・ミケルソンも「早い時間でプレーする選手の方がずっと有利だ」と指摘。多くの選手からコンディションへの批判も起きていた。

 それでも、ウッズはさすがだった。第2ラウンドは午前スタートの選手でもスコアメークに苦しむ中、底力を見せつけた。

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2013年7月20日のニュース