福島 女子100で4連覇も標準記録に届かず「本当に残念」

[ 2013年6月8日 22:17 ]

女子100メートル決勝 11秒41で優勝した福島千里。左は3位の土井杏南

陸上日本選手権

(6月8日 味の素スタジアム)
 女子100メートルで4連覇した福島は世界選手権の参加標準記録に届かず「本当に残念に思う。優勝は名誉なことだが、記録的に物足りない」と悔しさを隠せなかった。

 得意のスタートダッシュに本来の切れ味がなく、無風の条件で11秒41のタイムに「自分の強みを生かし切れていない」と分析。「後半の走りで力みも出てしまった。今の実力はこんなものかもしれない」と反省した。

 9日に200メートルが残る。「やれるだけのことをやって、いい結果を残したい」と意気込んだ。

 ▼木村文子(エディオン=女子100メートル障害で3連覇ならず)「とにかく記録を出したかった。A標準を狙っていたので悔しい」

 ▼畑山茂雄(ゼンリン=男子円盤投げで3年ぶり11度目の優勝)「ここ数年思ったような記録が出せず悩むことが多かった。初優勝した大会以来、一番うれしく、素直に喜べる」

 ▼藤光謙司(ゼンリン=男子200メートルで世界選手権のA標準に到達し)「昨年と一昨年はけがの影響で十分な調整ができなかった。ことしは順調に迎えられ、前半からレースをつくれた」

 ▼塚原直貴(富士通=男子100メートルで10秒31の4位)「若手が元気なのは向上心につながる」

 ▼大迫傑(早大=男子1万メートル2位)「ラスト勝負になることは分かっていたが抜かれてから体が固まった。悔しい」

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2013年6月8日のニュース