蛭田玲於&みな美 きょうだいでV

[ 2013年6月8日 06:00 ]

東北大会を制した蛭田兄弟・玲於(右)とみな美

全国高校ゴルフ選手権東北大会最終日

(6月7日 盛岡市・盛岡ハイランドCC=男子6817ヤード、女子6222ヤード、ともにパー72)
 男子は首位スタートのシード選手、蛭田玲於(福島・学法石川3年)が70と伸ばし通算3アンダーの141で、浅野匡士郎(宮城・東北2年)に2打差をつけ優勝した。女子は昨年の中学大会優勝の蛭田みな美(福島・学法石川1年)が68の好スコアで5打差を逆転、通算イーブンの144で兄・玲於とダブル優勝を果たした。男子はシード選手を含む上位9人、女子は上位6人が8月の全国高校選手権(三重・白山ヴィレッジGC)へ出場できる。

 <男子>昨年1打差に泣いた蛭田が雪辱を果たした。トップでスタートし前半で34とスコアを伸ばし、後半はドライバーの乱れをパットでカバー。「耐えるゴルフで2日間ともアンダーが出せました」とホッとした表情だ。姉・彩子、女子優勝の妹・みな美の3きょうだいは東北のジュニアでは有名な存在。蛭田自身も昨年夏、今春の全国大会にも出場しており「(妹との同時)優勝はうれしいけど、今度は2人で全国で頑張りたい」と意気込む。課題には「プレッシャーの中でどれだけパットを打てるか」と分析した。

 <女子>5打差を追ってスタートした蛭田が5バーディー、1ボギーと爆発し逆転V。「全国へ行ければOKと思っていたので、まさか優勝なんて」と信じられない様子だ。初日はOBあり、ダボありの76と乱れたが、最終日は勝負どころのパットが決まり後半8、9番の連続バーディーで抜け出した。昨年の中学全国大会では7位に入っており、高校生初の全国大会へ「上位に入り、海外遠征に選ばれたい」と目を輝かせた。

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2013年6月8日のニュース