山県が注目対決制す 男子100メートル、桐生は及ばず

[ 2013年6月8日 18:46 ]

陸上日本選手権の男子100メートル決勝、10秒11で初優勝した山県亮太。左は2位の桐生祥秀

 陸上の世界選手権(8月・モスクワ)代表選考会を兼ねた日本選手権第2日は8日、東京都調布市の味の素スタジアムで行われ、追い風0・7メートルだった男子100メートルは20歳の山県亮太(慶大)が10秒11で初優勝し、17歳の桐生祥秀(京都・洛南高)は10秒25で2位だった。

 予選に続いて参加標準記録A(10秒15)を破った山県と4月に日本歴代2位の10秒01を出して派遣設定記録を突破した桐生は、世界選手権代表に決まった。

 男子やり投げは派遣設定記録を突破済みの村上幸史(スズキ浜松AC)が81メートル04で2年ぶり13度目の優勝を遂げ、前回優勝のディーン元気(早大)は78メートル73で2位だった。村上と同1万メートルで3連覇した佐藤悠基(日清食品グループ)も世界選手権行きを決めた。

 400メートルの男子は金丸祐三(大塚製薬)が45秒56で9連覇し、女子は杉浦はる香(静岡・浜松市立高)が日本歴代2位となる52秒52のジュニア日本新記録で初制覇した。

 女子の100メートルは福島千里(北海道ハイテクAC)が11秒41で4連覇し、100メートル障害は紫村仁美(佐賀陸協)が13秒02の大会新記録で制した。

続きを表示

この記事のフォト

2013年6月8日のニュース