ジョコビッチ、再びナダルに屈す「どちらに転んでも不思議では…」

男子シングルス準決勝で健闘をたたえ合う、決勝進出を決めたナダル（左）と敗れたジョコビッチ

全仏オープン第１３日

（6月7日 ローランギャロス）
　フルセットに持ち込んだが、昨年の決勝に続いて赤土の王者に屈した。再びナダルに生涯グランドスラムを阻止されたジョコビッチは「彼が信じられないショットを決めた。どちらに転んでも不思議ではない試合で向こうに転んだ」と４時間３７分の打ち合いで敗北を受け入れた。

　第５セットで抜け出せる好機はあった。４―３で迎えた第８ゲーム。ジュースの場面でネット際の球を追い掛けてスマッシュをたたきつけたが、勢い余って体がネットに触れ、相手の得点になった。このゲームでブレークを許し、ナダルが息を吹き返したこともあり「９９・９パーセント私が取るべきポイントだった」と残念がった。（共同）