信岡引退レース「本当にやりきった」

[ 2012年9月24日 06:00 ]

花束を手に、スタンドの声援に応える信岡沙希重

陸上 全日本実業団対抗選手権最終日

(9月23日 福岡市・博多の森陸上競技場)
 女子200メートルで前日本記録保持者の信岡は「引退レース」の100メートルを走り終えると、涙が止まらなかった。家族やコーチが見守る前で「本当にやりきったというか、すっきりした気持ちになった」と感極まった。

 5月に右アキレス腱を部分断裂し、ロンドン五輪を断念。約1カ月前からジョギングを始めたばかりで「無我夢中で走った。最後まで走れるか不安だった」と言う。今後は大学院への進学を目指す。「もう一度勉強し、また現場に携わりたい」と抱負を語った。

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2012年9月24日のニュース