恋人・増嶋見守る中シオ引退「応援していただき幸せ」

[ 2012年9月24日 06:00 ]

チビっ子ファンから手作りの金メダルを贈られ、目を潤ませる潮田

バドミントン ヨネックス・オープン・ジャパン最終日

(9月23日 国立代々木競技場)
 競技終了後に潮田玲子(28=日本ユニシス)の引退セレモニーを行い、交際中のJリーグ柏・増嶋竜也(27)が見守る中、バドミントン界のヒロインが引退した。決勝を行った競技では、女子シングルスの広瀬栄理子(27)、女子ダブルスの松尾静香(25)内藤真実(25=ともにパナソニック)組は敗れた。

 目を潤ませながらマイクを握った潮田は「五輪でメダルを獲るという夢はかないませんでしたが、最後まで応援していただき、とても幸せです」と現役最後のあいさつをした。前日の準決勝で敗れた後、初めてファンに肉声で報告する引退。「きょうで終わると思うと凄く寂しい」と話した。

 ペアを組んだ池田信太郎らに花束を贈呈され、両親と兄もセレモニーに参加。父・将己さんから「お疲れさま」と声を掛けられた。客席では「玲ちゃん ありがとう」と書かれたカードが揺れ、貴賓席には友人の北島康介の姿もあった。

 交際中の増嶋も3階席から見つめた。無言で会場を後にしたが、ブログで潮田が「大切な君」と表現した恋人。「不安に思うこともある」と告白した第二の人生の、大きな支えになるはずだ。

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