ツール王者の薬物違反認定 2年間の資格停止

[ 2012年2月6日 21:46 ]

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は6日、世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスを3度制したアルベルト・コンタドール(スペイン)のドーピング違反を認定し、2年間の資格停止処分を発表した。2010年の同大会の優勝は取り消される。

 コンタドールは07年にツール・ド・フランスを初制覇し、09年から2連覇を達成。10年の優勝後に禁止薬物に陽性反応を示したが、食事で提供された肉の中にその物質が含まれていたと主張し、スペイン連盟が処分を撤回した。国際自転車連合(UCI)と世界反ドーピング機関(WADA)がこれを不服としてCASに異議を申し立てていた。処分はさかのぼって適用されるため、8月から復帰できる。

 ツール・ド・フランスの優勝者がドーピング違反でタイトルを剥奪されるのは06年の覇者だったフロイド・ランディス(米国)に続いて2例目。(共同)

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2012年2月6日のニュース