ジャイアンツ再度頂点…マニング中心にチーム成熟

[ 2012年2月6日 12:20 ]

 劇的勝利を重ね、勢いと自信を膨らませたジャイアンツの快進撃は頂点に立った2007~08年シーズンと似ていた。ただQBマニングは「この4年間で経験を積み、有能な選手を加えて戦術の精度を上げた」と、より成熟したチームだったことを強調した。

 08年の優勝後に入団したマニンガム、ニックス、クルーズのWR陣が攻撃の主力となり、2季目のピエールポールが強力守備の伝統を受け継いだ。65歳のコフリン監督は、31歳になったQBマニングの成長を認め「集中力、決断力、リーダーシップを随所で見せた。彼が勝負強さを発揮したからこそ勝ち上がれた」と褒めた。

 マニングはセインツなどでQBとして活躍した父アーチーに手ほどきを受け、シーズン最優秀選手(MVP)に4度輝いた兄ペイトン(コルツ)の背中を追い続けた。一足早く07年に頂点に立った兄に「嫉妬した。自分も優勝したいという思いが燃え上がった」と刺激されたという。

 コルツの本拠地で開催された今回。ペイトリオッツとの再戦に気負うどころか「楽しむ」と言ってのけた司令塔が、偉大な兄を超える2度目の優勝を果たした。(共同)

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2012年2月6日のニュース