五輪代表争い残った…女子48キロ級で福見が優勝

[ 2012年2月6日 06:00 ]

柔道グランドスラム・パリ大会第1日

(2月4日 パリ)
 女子48キロ級で世界ランキング2位の福見友子(了徳寺学園職)は決勝で同3位のサラ・メネセス(ブラジル)に優勢勝ちし、優勝した。世界選手権では2年連続決勝で浅見八瑠奈(コマツ)に敗れている福見は1月のマスターズ大会に続いて制し、ロンドン五輪代表争いに踏みとどまった。浅見は左膝痛により出場していない。女子52キロ級で世界ランク1位の西田優香(了徳寺学園職)は決勝で同3位のモンゴル選手に一本勝ち。マスターズ大会から2連勝した。同63キロ級の田中美衣(了徳寺学園職)も優勝した。

 福見はロンドン五輪代表入りへの最低条件だった優勝を果たし「優勝しかなかったので自分で(扉を)こじ開けたと思う」と話した。だが、投げ技での一本勝ちはなく、代表争いでリードする浅見との差を詰め切れず「内容はとりあえず、優勝できたことは良かった」と表情はさえなかった。1月のマスターズ大会(カザフスタン)決勝で浅見を優勢勝ちで倒した。浅見が欠場した今大会も制して2連勝。だが、女子の園田隆二監督は「担ぎ技を持っているのに出なかった。もたついた感がある」と物足りなさを口にした。

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2012年2月6日のニュース