内村 種目別床運動で37年ぶり金も「満足はしていない」

[ 2011年10月15日 14:05 ]

男子種目別の床運動で金メダルを獲得した内村航平

 体操の世界選手権第9日は15日、東京体育館で男女の種目別計5種目の決勝を行い、男子の床運動で内村航平(コナミ)が15・633点で優勝し、床運動では日本勢として1974年バルナ大会の笠松茂以来、37年ぶりの金メダルに輝いた。

 内村は五輪を含めて初の種目別制覇で、今大会3個目のメダル。あん馬は5位、つり輪は6位。

 山室光史(コナミ)はつり輪で15・500点の3位となり、この種目で85年モントリオール大会の山脇恭二以来となる表彰台に立った。

 女子の日本勢は段違い平行棒で寺本明日香(レジックスポーツ)が14・200点の5位、鶴見虹子(朝日生命)が14・066点の7位だった。

 ▽内村航平の話 結果も点数も気にせず、皆さんに楽しんでもらえるようにやろうと思った。床運動の金メダルはうれしいが、満足はしていない。もう少しいい内容で取れたら良かった。

 ▽山室光史の話 うれしいが、着地が動いてしまって心残りがある。演技途中に(降り技で)もう一回多くひねるか迷って、あの着地になった。

 ▽寺本明日香の話 セッティングでミスがあって焦ったが、ノーミスで演技できてよかった。日本の皆さんの応援に力をもらい、ここまで来られた。

 ▽鶴見虹子の話 ちゃんとやっていれば(メダルを)取れていた。悔しい。ひねりが完全じゃないところが出た。失敗したが、来年につながると思う。

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