錦織、準決勝進出「自分の可能性確認できてうれしい」

[ 2011年10月15日 06:00 ]

ウクライナ選手を破りベスト4進出を喜ぶ錦織圭

男子テニス マスターズ上海大会

(10月14日 中国・上海)
 シングルス準々決勝で世界ランキング47位の錦織圭(21=ソニー)が同18位で第12シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(22=ウクライナ)に6―4、6―3で快勝し、準決勝に進出した。第1セットは深いストロークにネットプレーを絡めて主導権を握り、第2セットも安定したショットを見せた。マスターズ・シリーズは4大大会などに続いて権威のある大会。15日の準決勝では前週の楽天ジャパン・オープンを制した同4位で第2シードのアンディ・マリー(24=英国)と対戦する。

 格上のドルゴポロフを倒した錦織は「自分でもびっくり。トップ選手に続けて勝ち、自分の可能性を確認できたことがうれしい」と目尻を下げた。1回戦の第1セットを0―6で失ったことが快進撃につながった。弾むボールの特徴をつかみ、無理な強打は控え、準々決勝でも粘り強いショットに徹した。マスターズ・シリーズはツアーの中でも格が高く、4強で獲得できる360ポイントは4大大会の8強に相当する。錦織は「積極的にいく」と準決勝でも勢いをぶつける。

続きを表示

2011年10月15日のニュース