遼くん「だからといってスコアが縮まるとは限らないのがゴルフ」

最終日、８番でバーディーを決めギャラリーの声援に応える石川遼

中日クラウンズ最終日

（5月1日 愛知県名古屋ＧＣ和合）
　史上最少スコアの５８で大逆転した１年前の再現はならなかった。１２位に終わった石川遼は「連覇はすごく難しい。去年から自分は上達している。だからといってスコアが縮まるとは限らないのがゴルフ」と努めて淡々と話した。

　ショットのぶれに苦しんだ。１２番（パー４）では第１打を左へ曲げ、第２打も木の枝に当たって距離を稼げず左のバンカーに埋まるなど、四苦八苦のダブルボギー。１６番のティーショットは風を警戒してドライバーではなくアイアンを選択しながら、左へミスしていら立ちをあらわにした。

　ただ、悲観するような成績ではない。落としたスコアは四つのバーディーで取り戻し「（気持ちの）切り替えができるようになってきた」と自らを評価。左へ出たショットについても「上達している過程でのミス」と深刻にはとらえていなかった。