藍 パット不調…今季初の予選落ち

[ 2011年5月1日 06:00 ]

USLPGAツアーアブネット・クラシック第2日

(4月29日 米アラバマ州モービル RTJトレール・マグノリアグローブ=6502ヤード、パー72)
 宮里藍(25=サントリー)が今季5試合目で初めて予選落ちした。2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの77と崩れ、通算9オーバー、153で117位に沈んだ。宮里美香(21=NTTぷらら)も通算4オーバー、78位で予選落ち。予選会から本戦に出場した野村敏京(18=フリー)は通算イーブンパーで29位に浮上し、米ツアー2試合目で初めて予選通過を果たした。 

 宮里は初日はアイアンショット、この日はパットが不調でスコアをつくれなかった。14番では“池ポチャ”でダブルボギーを叩くなど波に乗れずじまい。「今週はなかなか、かみ合わなかった。ドライバーショットは良かったのにもったいない」と悔しがった。

 昨年12月のツアー選手権で規定により第3日でカットされたことはあったが、2日間での予選落ちは同6月のステートファーム・クラシック以来、米ツアー18試合ぶり。ただ今季は一度もトップ10がなく、また、日本ツアーでは3月のダイキンオーキッドでも予選落ちをしている。歯がゆい状況が続く中、次戦は5日開幕の国内メジャー、ワールドレディース・サロンパスカップ。「自分を見失わずにやれば大丈夫」と自らに言い聞かせるように話した。

 ≪美香も予選落ち≫宮里美も再三のチャンスを生かせずに74とスコアを落とし、予選落ちした。「どうしても入れたいという気持ちが空回りした」と話したようにパッティングの不調が響いた。次戦は国内メジャーのワールドレディース・サロンパスカップ。今季は日米のメジャーの獲得賞金全額を東日本大震災の義援金に充てることを決めており、「今週みたいなゴルフでは申し訳ない。頑張らないと」と気合を入れていた。

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2011年5月1日のニュース