キム・ヨナ2大会連続2位…表彰式で涙も

[ 2011年5月1日 06:00 ]

2位に終わり、表彰式で涙を拭うキム・ヨナ

フィギュアスケート世界選手権最終日・女子フリー

(4月30日 ロシア・モスクワ)
 1年ぶりに実戦復帰したキム・ヨナは2大会連続の2位に終わったが「今までで一番ハードな練習をしてきたので、とてもうれしい」と満足感に浸った。

 「母国へのラブレター」と自らが言う朝鮮半島民謡の「アリラン」に乗って、最初の高難度の2連続3回転には成功した。しかし、続く連続ジャンプ、3回転ジャンプでミスが続いた。演技点は5項目全て8点以上をマークしたが、技術点が伸びず、安藤に逆転を許した。

 昨季終了後「全ての目標を達成してしまった」と燃え尽きた。それでも、もう一度気持ちを立て直して競技に戻ってきた。表彰式では涙を流したが「なぜか分からない。長く休んでいたからかも」と多くは語らなかった。「この先のことは考えていない」。それは競技への惜別の涙だったのかもしれない。

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