白鵬 稀勢の里討ちへ“鳴戸出撃”を示唆

[ 2011年5月1日 06:00 ]

稽古後に質問に答える白鵬

 大相撲技量審査場所(8日初日、両国国技館)で7連覇を目指す横綱・白鵬が場所前に天敵・稀勢の里のいる鳴戸部屋への出稽古を宣言した。

 関脇・稀勢の里は29日の稽古総見で大関陣と互角の稽古を行い、館内を沸かせた。白鵬は「一つの形を決められれば上も見えてくる」とアドバイスを送るものの、心中は穏やかではない。昨年の九州場所、今年初場所と2連敗中で、同一相手に3連敗は許されない。中止となった春場所前にも鳴戸部屋への出稽古を計画していたが「鳴戸部屋に行って稽古をつけたいという思いはある。みなさんがお望みなら」と来週中への“鳴戸出撃”を示唆した。30日は東京都墨田区の宮城野部屋で出稽古に来た旭天鵬らと約30番の申し合い。痛めている左中指も回復に向かっており、師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)も「気合の入った稽古をしていた」と話した。

 

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2011年5月1日のニュース