元力士の訴え一部認める…高島親方に金銭支払い命じる

[ 2011年2月28日 21:05 ]

 大相撲の元幕下力士で2009年に日本国籍を取得したモンゴル出身の元大天霄(26)が、師匠だった高島親方(元関脇高望山)に合意もなく引退させられたとして、地位保全と日本相撲協会からの諸手当に相当する金銭の支払いを求める仮処分を東京地裁に申請していた件で、訴えの一部が認められていたことが28日、分かった。

 元力士の代理人によると、25日付の決定では3月から2カ月ごとに15万円の支払いを命じた。ただ金額が主張した月約16万円よりも少ないことに加え、相撲協会への復帰も認められていないため、代理人は「近々本訴し、1週間のうちに抗告もする」と力士としての復帰を求めていく考えを明らかにした。

 相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は「これから内容をしっかり見たり聞いたりして、次のことを考えていかなければいけない」と話した。

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2011年2月28日のニュース