現役力士の立件は初 賭博の客に城ノ龍、大道らの現役十両

[ 2011年2月15日 12:06 ]

 大相撲の野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策3課が賭博容疑で書類送検する客9人の中に、現役十両の城ノ龍(27)=モンゴル出身=と大道(28)=東京都出身=が含まれることが15日、捜査関係者への取材で分かった。同日午後、書類送検する。

 警視庁によると、一連の野球賭博事件で、現役力士の立件は初めて。

 9人は2009年4月以降、賭博開帳図利容疑で逮捕された阿武松部屋の元十両古市貞秀容疑者(34)らに賭け金を渡し、プロ野球の公式戦の結果を予想する賭博に客として参加するなどした疑いが持たれている。

 組対3課は1月26日、城ノ龍ら8人を客として総額約130万円を賭けさせた疑いで古市容疑者ら胴元側の4人を逮捕。その後、別の客1人の関与が裏付けられたため、客として書類送検されるのは9人となった。

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2011年2月15日のニュース