6人が回答「昔、こういう話があった」「周囲から聞いた」

[ 2011年2月15日 11:00 ]

大相撲・八百長問題

 特別調査委は、八百長疑惑をかけられている14人以外に、78人の関取経験者(現役含む)にも面談調査を実施。「疑惑を思わせる返事はいただいていない」(伊藤座長)という理由から、78人への再度の面談調査は行わないことになった。

 だが、984人の協会員から集めたアンケートで「昔、こういう話があった」「周囲から(八百長があったと)聞いたことがある」などと6人が回答していたことを明かし、当事者からは聞き取り調査を行うことを決めた。

 裏を返せば疑惑のかかっている14人以外が完全に「シロ」とは認定できなかったということ。村上委員は「具体的に(名前が)出ている例はないが、噂的なものはある」と話しており、幕内力士の関与の疑いは消えていない。

 14人に関しては調査を継続していく。特別調査委は理事会で携帯電話の提出を拒んだ非協力的な人物が複数いたことも報告。そこで、師匠を通じてあらためて携帯電話の提出を通達。専門の機関でメールの記録を解析する。また長尾委員は警察に対し、八百長に関連するメールの提供をさらに求めることも明かした。

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2011年2月15日のニュース