特別調査委に激白「14人以外にも八百長関与者いる」

[ 2011年2月15日 11:28 ]

 大相撲八百長問題の特別調査委員会(座長=伊藤滋・早大特命教授)による力士らへの聞き取り調査で、八百長への関与を認めている3人のうちの1人が、メールなどで名前の挙がっている14人以外にも、幕内力士を含めて八百長に関与した者がいると証言していたことが15日、関係者への取材で分かった。

 ただ特別調査委では、一方だけの発言ということもあり「うわさ的なものはいろいろある」(村上泰委員)との扱い。13日の日本相撲協会の臨時理事会でも報告されなかった。特別調査委は14人への聞き取り調査や、携帯電話のメール解析などを継続し、裏付けを進めて真相を究明する。

 また、特別調査委が相撲協会理事会に対し、調査が完了するまで、関与を認定した者への処分を決めないよう申し入れたことも明らかになった。

 特別調査委は先週、14人以外にも2009年11月の九州場所以降に十両以上を経験した78人も聞き取りを実施したが「(八百長に)関与したと判断すべき事実は出てきてない」との見解を示している。78人の2回目の面談調査も現時点では予定されていない。

続きを表示

2011年2月15日のニュース