八百長再発防止委設置へ…15日にもメンバー決定

[ 2011年2月15日 06:00 ]

臨時理事会後の会見で渋い表情を見せる放駒理事長 

大相撲八百長問題

 理事会では、特別調査委から要望のあった八百長の再発防止委員会の設置が了承された。メンバーは年寄(親方)5人、外部有識者3人の計8人で構成される。放駒理事長は「先ほど決まったこと。メンバーはこれから決めたい」と話し、早ければ15日にもメンバーを選出する。

 八百長への関与を認めた十両・千代白鵬、竹縄親方(元幕内・春日錦)、三段目・恵那司、特別調査委から「クロ」と認定された十両・清瀬海の4人に処分を下す可能性もあったが、放駒理事長は「まだ途中経過なので」と処分を保留。これに伴い、4人には処分が出るまで給与(恵那司は場所手当)が支払われることになった。また、八百長問題に関与した力士の師匠である理事を理事会から退席させる可能性もあったが、この日は処分が協議されなかったため、大阪担当部長の北の湖理事(元横綱)、福岡担当部長の鏡山理事(元関脇・多賀竜)以外は全員出席した。

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2011年2月15日のニュース