大相撲新弟子希望は昨年よりアップ…「自分は自分」

[ 2011年2月15日 06:00 ]

東関部屋に入門した新弟子の矢野祐児

 大相撲の体格基準(1メートル73、75キロ)に満たない入門希望者を対象とした第2新弟子検査の申し込みが14日、締め切られた。受検者は昨年春場所の8人を超える9人。新弟子入門に八百長問題の影響は見られなかった。

 合格すれば初土俵を踏むはずだった春場所は中止。だが東関部屋に入門した静岡県焼津市出身の矢野祐児(15)は「自分は自分。そういうことを意識しないで努力するだけ」と決意は固い。小学1年から相撲を始め、中学3年だった昨年6月は県大会決勝で敗れて号泣した。その姿を会場で見た同じ静岡県出身の東関親方(元幕内・潮丸)に「ハングリー精神がある」とほれ込まれ、熱心に勧誘された。東関親方にとっては先代から部屋を継いで初の新弟子となるだけに「こういう時期に入ってくれた。大切に育てたい」と話した。同検査は15日に東京・両国国技館で行われる。

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2011年2月15日のニュース