遼くん父、賞金王争いは「バイキング」VS「懐石」

[ 2010年12月4日 06:00 ]

2番、ティーショットを放つ石川

 【日本シリーズJTカップ第2日】石川の一夜での復活の陰には父・勝美氏(54)の存在があった。

 前日はホールアウト後につきっきりで指導。クローズ気味だったアドレスがミスショットの原因として、スクエアにするようアドバイスを送った。練習後には「そのスイングができれば半分はバーディーを取れるよ」と“予言”したというが、実際、この日18ホール中9ホールでバーディーを奪った石川は「まさか現実になるとは」と効果が早速、表れたことに驚いた。
 勝美氏は「悪い部分はあっても、スコアに出て浮き彫りになって、やっとやらなきゃという気持ちになる。そういう意味ではボロボロになる方がいい時もある」と初日の76があったからこそ修正できたと指摘した。賞金王レースを争う3人については状況に応じて攻める石川と池田を「バイキング料理」、常に自分のスタイルを貫く金庚泰を「懐石料理」と例え、残り2日間のハイレベルな戦いを楽しみにしていた。

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2010年12月4日のニュース