ジェームズ“大荒れ”古巣戦、逮捕者も出た…

[ 2010年12月4日 06:00 ]

 【ヒート118-90キャバリアーズ】NBAヒートのレブロン・ジェームズ(25)が昨季まで7年間、在籍した古巣キャバリアーズとクリーブランドで今季初対戦。今季自己最多の38得点を挙げてチームの勝利に貢献したが、2万人のキ軍ファンは壮絶なブーイングを繰り返し「裏切り者」「おまえが憎い」といった罵声をかつての町のヒーローに浴びせ続けた。

 騒いだファン1人が逮捕され、退席処分者は4人。ヒートのベンチ裏では数十人の警察官が人の壁を作り最悪の事態に備えていた。ファイナル制覇を達成しないままに去っていったジェームズに対するキャバリアーズ・ファンの不快感。スタンドには「冷たい空気を読め」「大嫌いだ」といった数百枚ものサインボードが並び、シュートを外せば歓声が湧き起こった。しかしジェームズは第3Qの24得点を含め、圧巻の38得点を叩き出して仁王立ち。「彼らを敵にしてプレーするのは楽しかった。ファンを憎んではいない」と最後まで冷静だった。

 ≪平均得点は低迷≫ジェームズの今季平均得点は23・4で、新人だった03年の20・9に次いで低い数字。今季は11月11日のセルティクス戦でマークした35得点が最多だった。

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2010年12月4日のニュース