パナソニック 黒星発進

[ 2010年12月4日 17:53 ]

 バレーボールのプレミアリーグは4日、大阪府立体育会館などで男子が開幕し、2連覇を狙うパナソニックはサントリーに1―3で敗れて黒星発進となった。昨季準優勝の堺は豊田合成に3―1、2シーズンぶりの優勝を狙う東レは3―0で大分三好を下し、ともに白星でスタートした。11月に開幕した女子では4連覇を目指す東レがトヨタ車体を3―0で破り、久光製薬に勝ったNECとともに開幕から3連勝。JTがパイオニアにストレート勝ちし、今季初勝利を挙げた。

 昨季王者のパナソニックは追求してきた正確なバレーができず、黒星スタートとなった。
 敗因はサーブレシーブだった。セッターへ確実に返せないことで単調な攻撃となり、相手ブロックにも簡単にはね返された。南部監督は「きょうのメンバーではつなぎの部分をしっかりしないと勝てない」と顔をしかめた。
 日本代表の清水、福沢の二枚看板を先発メンバーから外して臨んだ。世界選手権、広州アジア大会が終わってすぐにリーグが開幕したために、全体練習に参加する時間がなかった。第2セット途中から出場した清水は「ずっとチームを離れてて雰囲気にまだまだ乗り切れなかった」と本音を漏らした。
 「できるだけ早くチームを固めないと。次週からはスタメンでいけるようにはしたい」と南部監督。日本代表選手の本領発揮が2連覇への鍵となる。

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2010年12月4日のニュース