横審 朝青龍に高い評価、振る舞いも「魅力」

[ 2009年1月26日 19:44 ]

 大相撲の横綱審議委員会(横審)が26日、東京・両国国技館で開かれ、初場所で5場所ぶりの優勝をした横綱朝青龍について、海老沢勝二委員長は「よくやったという高い評価が相次いだ」と話し、横審の総意として朝青龍の復活をたたえた。

 無用な駄目押しなど、問題視されかねない振る舞いについて「朝青龍の魅力」と容認する意見も一部で出たという。
 ただ、横綱白鵬との優勝決定戦に勝った後、土俵上で両手を突き上げるポーズで喜びを表現したことを問題視する意見も出た。これに対し、日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が直接、朝青龍に注意する意向を示したという。海老沢委員長は「礼に始まり礼に終わるのが相撲。理事長が直接注意するというのは、重いものがあると思う」と話した。
 海老沢委員長が今回、委員として最高10年の任期を終えるため、後任の委員長に日本経済新聞社元社長の鶴田卓彦委員の委員長就任が決まった。昨年12月から体調を崩している内館牧子委員は欠席した。

 ▼沢村田之助・横綱審議委員の話 勝った後の朝青龍のガッツポーズは納得がいかないが、これも国民性の違いだろう。駄目押しについては、そこが朝青龍の魅力だ。

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2009年1月26日のニュース